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付記登記とは

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付記登記とは?

付記登記(ふきとうき)とは、すでに行われた本登記の内容を補足するために追加で記録される登記のことです。誤記の訂正や修正、変更があった場合に、登記簿にその内容を追記する形で記録されます。

付記登記が必要なケース

登記の誤記を修正するとき(例:所有者の氏名や住所の誤記訂正)
登記の内容を変更したとき(例:抵当権の内容修正、地目の変更)
本登記後に特記事項を追加するとき(例:登記の補足説明が必要な場合)

付記登記をしないとどうなる?

  • 誤った情報が登記簿に残ったままとなり、不動産取引で問題が発生する
  • 登記の変更履歴が正しく管理されず、後の手続きが複雑になる
  • 登記簿の情報と実際の権利関係が食い違い、トラブルの原因となる

付記登記の手続きの流れ

  1. 誤記や修正が必要な登記の内容を確認する
  2. 必要書類を準備(修正の根拠となる資料を添付)
  3. 法務局へ「付記登記」の申請を行う
  4. 登記簿に修正や補足の記録が追加される

登記簿の記載例(付記登記の表示)

本登記内容付記登記内容
所有者:山 太郎(誤記)付記1:所有者は「山田 太朗」に訂正
抵当権設定:○○銀行(登記日2024年3月1日)付記2:抵当権の利息率を年3.0%に修正

どこで確認できるの?

法務局で登記事項証明書登記簿謄本)を取得すると、付記登記の内容を確認できます。

まとめ

付記登記は、本登記の内容を補足・修正するために行う登記で、誤記の訂正や情報の変更が必要な場合に用いられます。
正確な登記情報を維持するために、必要に応じて速やかに申請しましょう。