原野(げんや)とは?
原野とは、耕作や建物の建設に適していない、自然のままの土地を指します。山林や畑とは異なり、木があまり生えていない荒れ地や草原などが原野に該当します。
登記簿では、土地の地目(用途)として「原野」と記録されます。これは、その土地が農地や宅地として利用されておらず、開発されていない自然の状態であることを示すためです。
原野のポイント
- 耕作や建築に適さない土地:農業や建築のための整備がされていないため、そのままでは利用しにくい土地である。
- 自然のままの状態が多い:森林ほど樹木が生い茂っているわけではなく、草や低木が生えた荒れ地が多い。
- 地目変更が必要な場合がある:原野を畑や住宅地として利用する場合は、「畑」や「宅地」への地目変更登記が必要になる。
原野は、そのままでは使いにくい土地ですが、整備すれば農地や宅地として利用できる可能性があるため、開発前には地盤や法的規制をよく確認することが重要です。