増築登記とは?
増築登記(ぞうちくとうき)とは、建物の面積が増えた際に行う登記のことです。例えば、2階建ての家に3階を増築したり、建物の一部を増やして床面積が広がった場合などに必要になります。
増築登記が必要な主なケース
✅ 2階建ての建物に3階を増築したとき
✅ 家の一部を増築して床面積が増えたとき
✅ 既存の建物に新しい部屋やガレージを追加したとき
増築登記をしないとどうなる?
- 登記簿と実際の建物の広さが異なり、不動産取引や融資に影響が出る
- 固定資産税の計算に誤差が生じる可能性がある
- 建築基準法に違反していると、行政から指導を受けることがある
増築登記の手続きの流れ
- 増築工事を実施する
- 土地家屋調査士に依頼して建物の測量・申請書類を作成(個人申請も可能)
- 法務局へ「増築登記」を申請
- 登記簿の建物の床面積が変更される
登記簿の記載例(変更前後)
変更前 | 変更後 |
---|---|
東京都新宿区○丁目○番 木造2階建(100㎡) | 東京都新宿区○丁目○番 木造3階建(150㎡) |
どこで確認できるの?
法務局で登記事項証明書(登記簿謄本)を取得すると、変更後の建物の面積を確認できます。
まとめ
増築登記は、建物の面積が増えた際に行う登記で、階数の追加や床面積の拡張などの場合に必要です。
不動産取引や税金計算に影響するため、増築後は速やかに手続きを行いましょう。