抵当権抹消(ていとうけんまっしょう)とは?
抵当権抹消とは、住宅ローンなどの借入れをすべて返済し、不動産に設定されていた抵当権(担保)を解除することを指します。これにより、不動産の所有者は完全に自由な状態でその不動産を持つことができます。
登記簿では、担保権の解除理由(登記原因)として「抵当権抹消」と記録されます。これは、借金を完済し、金融機関が抵当権を外すことを意味するためです。
抵当権抹消のポイント
- ローン完済後に行う手続き:住宅ローンを完済すると、金融機関から「抵当権抹消登記に必要な書類」が渡されます。
- 登記しないと抵当権が残ったまま:抵当権抹消登記をしないと、登記簿上では抵当権が残ったままとなり、不動産の売却や新たなローンの借入れに支障が出ることがあるため、早めに手続きを行うことが重要です。
- 司法書士に依頼するのが一般的:手続きは自分で行うこともできますが、専門的な書類作成が必要なため、司法書士に依頼することが多いです。
抵当権抹消は、ローン完済後の重要な手続きであり、不動産を完全に自分のものにするために必要です。忘れずに登記を行い、不動産の権利を明確にしておきましょう。