抵当権者とは?
抵当権者(ていとうけんしゃ)とは、不動産を担保としてお金を貸している人や機関のことです。一般的に、銀行や信用金庫などの金融機関が該当します。住宅ローンを組んだ際に、不動産に抵当権が設定されると、その抵当権を持つ金融機関が「抵当権者」となります。
抵当権者が関係するケース
✅ 住宅ローンを組んだ際に、銀行が抵当権者となる
✅ 事業資金の借入れの際に、不動産を担保にして金融機関から融資を受ける場合
✅ ローンを完済すると、抵当権者(銀行など)が抵当権を抹消する
抵当権者を登記しないとどうなる?
- ローンを貸した側(銀行など)が、不動産を担保に取った証明ができない
- 万が一、借主が返済できなくなったときに、金融機関が不動産を差し押さえることができなくなる
- 不動産の所有者が勝手に売却しやすくなり、貸したお金の回収が難しくなる
登記簿での記載例(権利部(乙区))
どこで確認できるの?
法務局で登記事項証明書(登記簿謄本)を取得すると、抵当権者が誰なのか確認できます。
まとめ
抵当権者は、不動産を担保にお金を貸している人や金融機関のことで、登記簿の「乙区」に記載されます。
住宅ローンや事業融資などで設定され、ローン完済後は抵当権抹消登記を行うことが一般的です。