根抵当権とは?
根抵当権とは、極度額の範囲内で繰り返し借り入れができる抵当権のことです。通常の抵当権と異なり、一度借りたお金を返済しても、設定された上限(極度額)までなら再び借りることができます。
根抵当権の特徴
- 極度額(最大限借りられる金額)が決められている
- 返済しても、極度額の範囲内なら再び借り入れが可能
- 新たな借り入れのたびに抵当権を設定し直す必要がない
通常の抵当権との違い
項目 | 通常の抵当権 | 根抵当権 |
---|---|---|
借り入れ回数 | 一度のみ | 何度でも可能 |
返済後の再利用 | できない | できる(極度額内) |
設定手続き | 毎回必要 | 最初の1回のみ |
根抵当権が使われるケース
- 企業が銀行から繰り返し融資を受ける場合
- 個人事業主が事業資金を必要に応じて借りる場合
どこで確認できるの?
法務局で登記事項証明書(登記簿謄本)を取得すると、根抵当権の設定状況を確認できます。
まとめ
根抵当権は、極度額の範囲内で繰り返し借り入れができる抵当権のことです。
通常の抵当権と違い、毎回設定し直す必要がないため、事業資金の融資などでよく利用されます。