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根抵当権設定(ねていとうけんせってい)とは

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根抵当権設定(ねていとうけんせってい)とは?

根抵当権設定とは、一定の上限額(極度額)の範囲内で、繰り返し利用できる担保権を設定することを指します。通常の抵当権とは異なり、一度設定すると、借入と返済を繰り返しても新たに設定し直す必要がないのが特徴です。

登記簿では、**担保権の設定理由(登記原因)として「根抵当権設定」**と記録されます。これは、金融機関が特定の上限額までの貸し借りを担保するために設定する権利だからです。

根抵当権設定のポイント

  • 極度額(上限額)が決められる:例えば、**「極度額1,000万円の根抵当権」**を設定すると、その範囲内で繰り返し借入や返済が可能になります。
  • 事業資金などに活用される:特に、会社や個人事業主が継続的に資金を借りる場合に便利で、必要なときにすぐに資金を調達できます。
  • 登記が必要:根抵当権を設定すると、不動産の登記簿にその内容が記録され、金融機関の権利が明確になるようになっています。

根抵当権設定は、事業資金の融資などで継続的な資金調達をスムーズにする仕組みですが、ローンを完済した後も自動的には消えません。完済後は、**「根抵当権抹消登記」**を行い、正式に登記簿から削除する必要があります。