構造変更登記とは?
構造変更登記(こうぞうへんこうとうき)とは、建物の構造を変更した際に行う登記のことです。例えば、木造の住宅を鉄骨造に建て替えたり、耐震補強のために鉄筋コンクリート造へ変更した場合などに必要になります。
構造変更登記が必要な主なケース
✅ 木造の建物を鉄骨造や鉄筋コンクリート造に変更したとき
✅ 増改築で主要な構造部分(柱・壁・梁など)を変更したとき
✅ 建物の耐震補強工事で、構造が大きく変わったとき
構造変更登記をしないとどうなる?
- 登記簿と実際の建物の構造が異なり、不動産取引や融資に影響が出る
- 固定資産税が正しく計算されない場合がある
- 建築基準法の確認申請が必要になる場合がある
構造変更登記の手続きの流れ
- 建物の構造変更工事を実施する
- 土地家屋調査士に依頼して建物の測量・申請書類を作成(個人申請も可能)
- 法務局へ「構造変更登記」を申請
- 登記簿の建物の構造が変更される
登記簿の記載例(変更前後)
変更前 | 変更後 |
---|---|
東京都新宿区○丁目○番 木造2階建(100㎡) | 東京都新宿区○丁目○番 鉄骨造2階建(100㎡) |
どこで確認できるの?
法務局で登記事項証明書(登記簿謄本)を取得すると、変更後の建物の構造を確認できます。
まとめ
構造変更登記は、建物の構造を変更した際に行う登記で、木造→鉄骨造や鉄筋コンクリート造への変更などの場合に必要です。
不動産取引や税金計算に影響するため、変更後は速やかに手続きを行いましょう。