【Bug you Biz Glossaryは困ったときのビジネス用語をわかりやすく解説する用語集サイト】

権利抹消登記とは

当ページのリンクには広告が含まれています。

権利抹消登記とは?

権利抹消登記(けんりまっしょうとうき)とは、登記簿に登録された権利を削除するために行う登記のことです。抵当権や地上権などの権利が消滅した場合や、登記された内容が不要になった場合に手続きが必要になります。

権利抹消登記が必要なケース

住宅ローンを完済し、抵当権を抹消するとき
地上権や賃借権などの権利が消滅したとき
誤った登記を訂正するために権利を削除するとき

権利抹消登記をしないとどうなる?

  • ローン完済後も抵当権が残ったままで、不動産を売却しづらくなる
  • 不要な権利が登記簿に記録され続け、権利関係が複雑になる
  • 金融機関や関係者に不利益が生じる可能性がある

権利抹消登記の手続きの流れ

  1. 権利が消滅したことを証明する書類を準備する(例:金融機関からの抵当権抹消証明書)
  2. 登記申請書を作成する
  3. 法務局へ「権利抹消登記」を申請する
  4. 登記簿から該当する権利の記録が削除される

登記簿の記載例(権利部(乙区))

登記の目的旧権利者変更後
抵当権抹消○○銀行抹消(記録削除)
地上権抹消山田 太郎抹消(記録削除)

どこで確認できるの?

法務局で登記事項証明書(登記簿謄本)を取得すると、抹消登記の記録を確認できます。

まとめ

権利抹消登記は、登記簿に登録された権利を削除するための登記で、抵当権や地上権が消滅した際に行います。
不要な権利を適切に抹消することで、不動産の権利関係をスムーズに管理できます。