権利部(乙区)とは?
**権利部(乙区)**とは、登記簿の中で「所有権以外の権利」が記載される部分です。不動産に設定された抵当権や地上権、賃借権などの情報が記録されています。
権利部(乙区)に記載される主な権利
- 抵当権(ていとうけん)
→ 住宅ローンなどの担保として設定される権利。ローンを完済すると抹消される。 - 地上権(ちじょうけん)
→ 他人の土地に建物を建てるための権利。 - 賃借権(ちんしゃくけん)
→ 建物や土地を借りる権利。賃貸契約の際に記録されることがある。
権利部(乙区)の役割
- 不動産にどのような権利が設定されているかを明確にする
→ 例えば、抵当権が設定されていると、その不動産を自由に売却できないことがある。 - 担保や賃貸の状況を確認できる
→ 賃貸中の物件かどうか、ローンの担保になっているかがわかる。 - 不動産取引のリスクを回避する
→ 抵当権付きの物件を購入する場合、ローン返済状況を確認できる。
どこで確認できるの?
法務局で登記事項証明書(登記簿謄本)を取得すると、権利部(乙区)の内容を確認できます。
まとめ
権利部(乙区)は、登記簿の中で「所有権以外の権利」が記録されている部分です。抵当権や地上権、賃借権などの重要な権利が記載されており、不動産取引や融資の際に確認が必要となります。