被担保債権額とは?
被担保債権額(ひたんぽさいけんがく)とは、抵当権が設定されている不動産に対して担保されている借金(債務)の金額のことです。例えば、住宅ローンや事業資金の借入れで、不動産を担保にした場合、その担保の対象となる金額を指します。
被担保債権額が記載されるケース
✅ 住宅ローンを組んだ際に、銀行が抵当権を設定するとき
✅ 事業資金の借入れの際に、不動産を担保にする場合
✅ ローンの返済が完了するまで、被担保債権額が登記簿に記載される
被担保債権額が登記されないとどうなる?
- 抵当権が何のために設定されているのか明確にならない
- 借金の返済義務が曖昧になり、トラブルの原因になる
- 抵当権者(銀行など)が担保の範囲を明確に主張できなくなる
登記簿での記載例(権利部(乙区))
登記の目的 | 抵当権者 | 債務者(借主) | 被担保債権額 |
---|---|---|---|
抵当権設定 | ○○銀行 | 山田 太郎 | 3,000万円 |
どこで確認できるの?
法務局で登記事項証明書(登記簿謄本)を取得すると、被担保債権額が記載されていることを確認できます。
まとめ
被担保債権額は、不動産を担保にした借金(債務)の金額を示すもので、登記簿の「乙区」に記載されます。
借入額や抵当権の範囲を明確にするために重要な情報です。